2018年 09月 12日 ( 1 )

写真加工の功罪

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Leica M2 / Summicron 50 /加工後トリミング

先日、母が亡くなった。
実家に帰り、葬儀の準備を進めている際に遺影と葬儀会場で展示する写真を用意するように頼まれた。最近の葬儀では、斎場の一角に個人を偲ぶコーナーが作られ、写真やスライドショーを流すのだという。母のアルバムや兄弟が持っていたデジタルカメラのデータなどの中から使えるものを十数点選んだ。

遺影とする1枚を選んでいるときに、持参していたiPadにiOS版のPhotoshop fixとLightroomがあることを思い出した。Photoshop fixを試して見ると意外に自然な感じでの修正ができることがわかった。また、Lightroomでは、ホワイトバランスや明るさなどを調整し、雰囲気を整えた。
ずっと家族が見ることになる遺影を加工することに少しの抵抗感はあったが、記憶色のように心の中にある姿に近づけることを意識して作業を行った。

式が終わって、写真を整理しながらオリジナルの写真と比べて、果たしてこれでよかったのかとまた考えてしまっている。
しかしまた、微笑んでいる母の写真が増えたことが嬉しくもある。
ちなみに上の写真もM2で撮ったカラー写真をモノクロにし、口角をやや上げて、肌をスムーズにするフィルタを少しをかけている。
自分で加工してしまった写真なのだが、柔らかい笑顔に慰められてもいる。



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by ema_photo | 2018-09-12 18:55 | Leica M2 | Comments(0)